大学職員になるには PR

大学職員への転職に年齢制限はある?30代でも転職できる?元職員が解説します!

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「大学職員になりたいけど、30代でも転職できる?」

「学歴や資格がないと、30代での大学職員転職は難しい?」

安定した年収とワークライフバランスの良さから、30代の転職先候補として大学職員は一定の人気があります。

しかし、大学職員自体の数が多くないため、転職に関する情報もあまり多くありません。未経験の30代でも大学職員に転職できるかどうか、不安に感じることもありますよね。

結論から言うと、未経験の30代でも大学職員に転職することは可能です。

30代で大学職員に転職するためには、次の2つの方法があります。どちらの方法も、国立・私立の両方に対応しています。

  1. 転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する
  2. 任期付き職員からの登用を目指す

どちらも決して簡単ではありませんが、この記事ではそれぞれのメリット・デメリットや、おすすめな人についてもあわせて解説していきます。

本記事の内容
  • 大学職員への転職は20代のうちがおすすめだけど、30代でも大学によっては可能。
  • 転職方法①転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する
  • 転職方法②任期付き職員からの登用を目指す
  • 有名私立大学は難しいが、国立大学や中堅私立大学なら十分可能性あり。
  • 国立大学職員と私立大学職員の違いを解説

この記事を最後まで読んでいただくことで、30代で大学職員に転職するための具体的な方法を知ることができます。

さらに、国立大学と私立大学のどちらに転職するか迷っている人向けに、両者の特徴についても解説します。

大学職員転職に興味を持っている人は、ぜひ最後までじっくりと読んでみてくださいね。

Contents

1.大学職員への転職は20代のうちがおすすめだけど、30代でも大学によっては転職可能!

まず前提として、大学職員を目指すのであれば、20代のうちに転職活動を始める方が有利です。

理由としては、国立大学の場合は「国立大学法人等職員採用統一試験(以下、「統一採用試験」と言います)」を受けられる年齢が30歳までとなっているからです。

また、私立大学の場合は年齢制限を30歳や35歳としている大学が多いため、やはり20代のうちに転職活動をした方が、受ける大学の選択肢は増えます。

では30代の人には大学職員転職のチャンスはないのかというと、そうではありません。

きちんと戦略を立てれば30代でも大学職員に転職することは可能です。

大学職員転職の現実について、まずはこの章で詳しく説明しますね。

1-1. 国立大学職員は、統一採用試験の年齢制限が30歳まで

国立大学の職員採用では、新規採用者の7割程度を筆記試験と面接試験からなる「統一採用試験」から採用します。

そのため、国立大学職員を志望するのなら、まずは統一採用試験の受験を検討することになります。

この統一採用試験は学歴や職歴は一切問いません。高卒の方でも、大学卒業後定職についていなかった方でも、経歴問わずだれでも受験することができます。

ただし、1つだけ制限があり、統一採用試験の受験者は「年度末年齢で30歳以下」である必要があります。

民間企業であれば、年齢制限を多少オーバーしていても面接してくれるケースもあるようですが、統一採用試験の年齢制限は絶対です。

30歳を超えると受験資格はありません。

そのため、国立大学職員になりたいのであれば、20代のなるべく若いうちに統一採用試験を受験することが基本となります。

1-2. 私立大学職員は、年齢制限が30歳や35歳までの大学が多い

私立大学職員の採用は、国立大学とは異なり統一採用試験のようなものはありません。民間企業と同様に、それぞれの大学が独自に採用試験を行います。

ほとんどの大学は書類選考と面接試験のみとなっており、たまにSPI等の簡単な筆記試験を課す大学がある程度です。

募集要項も各大学が独自に決めており、年齢制限については、有名私立大学では30歳や35歳としているところが多いです。

例えば、同志社大学は30歳、南山大学では35歳が年齢制限となっていました。

大学は構成員の人数が多く、また、大学独自のルールや規則も数多く存在します。

そのため、若いうちから大学の組織や文化に慣れてもらうために、大学は若年層の転職者を好む傾向が強いです。

津田

そうでなくても、基本的に転職活動は若ければ若いほど有利です。もし、気になる大学の求人を見つけたら、少しでも早くアクションを起こすことをおすすめします。

1-3. きちんと戦略を立てれば、30代でも大学職員へ転職することは可能

ここまで見てきたように、大学職員への転職は20代のうちが基本的におすすめです。

では、30代では大学職員への転職は無理なのでしょうか?

私の経験上、全くそんなことはありません。

もちろん、20代に比べるとチャンスは減ってしまいますが、きちんと戦略を立てれば30代でも大学職員へ転職することは可能です。

津田

実際に、私が中堅私立大学に内定をいただいたときも30代前半でした。

国立大学が統一採用試験とは別で行う独自採用試験では、30歳という年齢制限が撤廃されていることは珍しくありません。

また、立命館大学のように大卒であることのみを条件としていて、年齢制限を設けていない私立大学もたくさんあります。

きちんと受験する大学を絞り込み、採用されるまでの戦略を立てて挑めば、30代からでも大学職員に転職することは可能です。

具体的に30代から大学職員に転職するためには、次の2つの方法があります。どちらの方法も、国立・私立の両方に対応しています。

  1. 転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する
  2. 任期付き職員からの登用を目指す

どちらも簡単ではありませんが、次の章からは採用されやすくなるポイントもあわせて解説していきます。

2. 【30代から大学職員へ転職する方法】①転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する

30代で大学職員に転職する方法の1つ目は、転職エージェントを経由して既卒者向けの大学職員求人に応募する方法です。

転職エージェントを経由した場合、専任のキャリアパートナーがキャリアカウンセリングを行ってくれ、あなたの能力や志望度に合った求人を紹介してくれます。

転職活動期間は1~2ヶ月程度となるため、大学職員になりたいという気持ちがすでに固まっている人や、すぐにでも転職を決めたい人にはピッタリです。

5.30代から大学職員に転職するためにおすすめの転職エージェント」で詳しく解説しますが、転職エージェントは、リクルートエージェントとdodaがおすすめです。大学が中途採用の求人を出すときは、このどちらかに出すことがほとんどです。

津田

私が私立大学の内定を得たときも、リクルートエージェントとdodaを使っていました。

まずは、転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する、

  • メリット
  • デメリット
  • おすすめな人

を解説します。

2-1. 転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募するメリット

転職エージェント経由で既卒者向けの大学職員求人に応募することのメリットは、以下のとおりです。

  • 合格可能性の高い大学をエージェントが選んでくれる
  • 職務経験を生かすことができる
  • 非公開求人に応募することで合格率が高まる

詳しく解説していきますね。

合格可能性の高い大学をエージェントが選んでくれる

転職サイトではなく転職エージェントをあえて使う理由は、合格可能性の高い大学をエージェントが選んでくれるからです。

通常の転職サイトでは、数多くの求人の中から年齢や学歴などの条件をクリアした求人を自分で探し、応募を行う必要があります。

しかし、転職エージェントを使う場合は、最初に履歴書・職務経歴書を提出し、大学職員志望であることをエージェントに伝えておけば、エージェントが合格可能性の高い大学職員求人を選んできてくれます。

なぜかというと、エージェントの報酬はあなたが入職して初めて大学から支払われる仕組みになっているため、エージェントとしてもあなたに早く内定を勝ち取って欲しいからです。

注意点としては、エージェントが100パーセントあなたの希望に沿う大学ばかりを選んできてくれるとは限りません。「年収は500万円以上」「勤務地は関東地方」など、あなたの譲れない条件があれば、エージェントにあらかじめ伝えておきましょう。

職務経験を生かすことができる

転職エージェントで転職するメリットは、職務経験を活かすことができるという点です。

転職エージェントに求人を出すということは、大学側も即戦力の人材を求めています。

とはいえ、大学職員は2〜3年ごとにジョブローテーションがあり、ほとんどの職員は総務や財務、学務などの複数の部署を経験しています。専門的な職務経験を必要とする人材は必要ないように感じますよね。

それなのにあえて既卒の人材を募集するということは、特定の分野に詳しい、もしくは経験の豊富な人材を求めていることが多いです。

よくあるパターンとしては

  • 入試課職員として広報や営業の経験者を募集する
  • 学内SEとして情報系技術者を募集する
  • 財務課職員として簿記の有資格者を募集する

などです。

このような求人に応募する場合は、30代まで経験を積んできたことがむしろプラスになることもあります。

もちろん専門家としてではない、ジョブローテーションを前提とした求人もたくさんありますが、そのような求人は応募者数が多くなる傾向にあります。

ジョブローテーションを前提とした求人に応募する場合は、20代の受験者と差別化するために、あなたの職務経験が大学でどう生かせるのかということを主軸において志望動機を練るとよいでしょう。

非公開求人に応募することで合格率が高まる

非公開求人に応募することができ、合格率が高まる点もメリットといえます。

採用試験の情報は大学のホームページやハローワーク、転職サイトでも公開されますが、それだけでは十分ではありません。

私立大学の場合は、リクルートエージェントやdodaといった特定のエージェント会社のみに、「非公開求人」という形で求人を出すことがあるからです。

非公開求人とは、誰でも見られる大学ホームページや転職サイトには掲載されず、エージェントサービスに登録している人に対してのみ、転職エージェントが紹介してくれる求人のことです。一般的に公開されている求人よりも採用倍率は低い傾向にあります。

特にこの傾向は有名私立大学において顕著ですので、年収の高い有名私立大学の職員になるためには、エージェントサービスに登録することが「はじめの第一歩」となります。 

2-2. 転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募するデメリット

転職エージェント経由で既卒者向けの大学職員求人に応募する場合、以下のようなデメリットがあります。

  • 即戦力が求められるため、フリーターや職歴なしの人は厳しい
  • 未経験の場合は、大学という特殊な環境に慣れることが必要
  • 有名私立大学の場合はかなりの高倍率を覚悟しなければいけない

詳しく解説しますね。

即戦力が求められるため、フリーターや職歴なしの人は厳しい

基本的に転職エージェントは、就業中の人や離職してから日が浅い人、すなわち即戦力となれる人の利用を想定しています。

したがって、フリーター生活が長い人や職歴のない人が転職エージェント経由で転職を成功させることは難しいでしょう。

そのような人は、「②任期付き職員からの登用」を目指す方法をとりましょう。

未経験の場合は、大学という特殊な環境に慣れることが必要

これまで学生という立場でしか大学と関わってこなかった人は、大学という特殊な環境に慣れるまでが少々大変かもしれません。

例えば、「大学では教授会が大きな権力を持っていること」「学部間・先生間で軋轢があること」「大学職員と言っても学生と全く接することのない職員もたくさんいること」などは、大学職員として働いてみないとなかなか分からないですよね。

いざ大学職員として働いてみて「想像していた働き方と違う!」とならないために、以下の記事にもぜひ目を通してみてください。

有名私立大学の場合はかなりの高倍率を覚悟しなければいけない

有名私立大学の場合はかなりの高倍率になることがデメリットです。

このブログだけではなく、様々なブログなどで、年収の面では私立大学職員>国公立大学職員であると紹介されています。

そのため、有名私立大学の求人には、その大学の卒業生を始めとし、日系一流企業や外資コンサル出身者など、多様な人材が応募してきます。

さらに、私立大学は国公立大学と比べて常勤職員の数が少ないため、求人が出たとしても募集人数は数名程度であることがほとんど。

以上の理由から、非公開求人に応募したとしても、有名私立大学職員の採用倍率はかなり高いことを覚悟しておきましょう。

有名私立大学への転職を志望する場合は、1校に絞らず、複数校を受けることも視野に入れておきましょう。

2−3.転職エージェント経由での応募はこんな人におすすめ

転職エージェント経由での応募は、以下のような人におすすめです。

エージェント経由の応募がおすすめな人
  • すぐに常勤職員(専任事務職員)として働きたい
  • アピールできる職務経験や資格がある
  • どの大学を受けるべきか迷っている

すぐに常勤職員(専任事務職員)として働きたい

任期付き職員からの登用と比較し、すぐに常勤職員として働くことが可能です。

扶養する家族がいる人や、大学職員として働きたい意思がしっかり固まっている人には、転職エージェント経由での応募がおすすめです。

アピールできる職務経験や資格がある

転職エージェントを経由する以上、アピールできる職務経験や資格があったほうが選考でも有利になります。

大学はさまざまな部署があるため、たいていの職務経歴や資格は生かすことができます。

例えば、経理の経験があれば財務系の部署で役に立ちますし、英語が堪能であれば国際系の部署で役に立ちます。営業のスキルがあれば、高校に営業をかけて学生集めができる人材として重宝されます。

あなたの職務経歴や資格が大学でどう生かせるかは、面接でも重要になるポイントですので、しっかりと考えて志望動機に盛り込みましょう。

どの大学を受けるべきか迷っている

転職エージェントがあなたの能力や志望度に合った求人を紹介してくれるので、どの大学を受けるべきか迷っている人はぜひ一度利用してみましょう。

基本的に、大手の転職エージェントの多くは利用料が無料となっています。

転職エージェントを経由することで、自分一人で転職活動を行うよりも希望する求人を見つけられる確率はグッとアップします。

あなたが名前も知らなかった大学の優良求人に巡り会える可能性もあるので、まずは無料で登録してみてはいかがでしょうか。

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3. 【30代から大学職員へ転職する方法】②任期付き職員からの登用を目指す

30代で大学職員に転職する方法の2つ目は、任期付き職員から常勤職員への登用を目指す方法です。

大学の任期付き職員は、リクナビ転職やマイナビ転職のような転職サイトのほか、大学のホームページやハローワークなどで募集を行っています。

そして、任期付き職員向けに、「常勤職員登用試験」を行っている大学があるので、それに合格して常勤職員になってしまおうというわけです。

登用試験の選考方法は各大学によりますが、通常、年齢制限はありません。

国立大学の場合は、一次試験として教養のみの筆記試験を行い、二次試験として面接試験を行う場合が多いです。

私立大学の場合は、大学によって選考方法は異なりますが、面接のみの試験とするところもあれば、通常の職員採用と同じ手続きを踏む大学もあるようです。

正社員としての就職を急いでいない場合は、任期付き職員として入職し、常勤職員登用試験を受験するのも一つの手でしょう。

注意点としては、すべての大学で任期付き職員からの登用があるとは限りませんので、登用試験制度があるかどうか、応募する前に必ず確認しておきましょう。

ここでは、任期付き職員から登用を目指す、

  • メリット
  • デメリット
  • おすすめな人

を解説していきます。

3-1. 任期付き職員からの登用を選ぶメリット

任期付き職員からの登用を選ぶメリットは、以下のとおりです。

  • 常勤職員になる前に、働き方や職場環境を見定めることができる
  • 任期付き職員の間は仕事の責任が軽く、時間の融通もきく
  • 学歴や職務経験は問われないことが多い

順番に解説していきます。

常勤職員になる前に、働き方や職場環境を見定めることができる

上院職員になる前に、働き方や職場環境を見極められるメリットがあります。

苦労して転職活動をして常勤職員になっても、大学の働き方や職場環境が合わずにすぐに辞めてしまうこともありえます。その場合、正社員をすぐに辞めたことになるので、経歴に傷がついてしまいますよね。

まずは任期付き職員として大学で働いてみることで、大学の中からしか分からないことも知ることができます。

働き方や職場環境が自分に合っているかどうか、じっくり見定めてから常勤職員として勤務したい人は、まずは任期付き職員としての採用がおすすめです。

任期付き職員の間は仕事の責任が軽く、時間の融通もきく

任期付き職員の間は常勤職員と比べて仕事の責任が軽く、残業も少ないため時間の融通がききます。

子供が小さいうちは急な休みや早退が多くなりがちですよね。そのような場合でも、任期付き職員ならば、常勤職員よりは休みや早退を申請しやすいです。

学歴や職務経験は問われないことが多い

国立大学の場合は職員採用で学歴や職務経験が問われることはほとんどありませんが、私立大学の場合は、新卒採用では大卒以上が基本となります。また、中途採用ではさらに数年以上の社会人経験を求める私立大学もあります。

その点、任期付き職員からの登用であれば学歴は問われないことが多く、大学によりますが、高卒の方でも常勤職員になることが可能です。

3-2. 任期付き職員からの登用に応募するデメリット

任期付き職員からの登用に応募する場合、以下のようなデメリットがあります。

  • 普段から仕事をテキパキとこなしつつ、周囲への気遣いもする必要がある
  • 登用には何年もかかることもある
  • 任期付き職員の間は年収が低い

詳しく解説します。

普段から仕事をテキパキとこなしつつ、周囲への気遣いもする必要がある

任期付き職員から常勤職員へ登用されるためには、能力と人格のどちらも優れていると大学に認めてもらう必要があります。

仕事ができても周りの職員と仲が悪い人や、反対に、周りの職員と仲良くやれていても仕事が遅い人は、登用試験に合格することは難しいでしょう。

普段の勤務態度も登用試験の重要な加点要素になります。そのため、普段から仕事をテキパキとこなしつつ、周りの人への気遣いも忘れないように振る舞う必要があります。

登用には何年もかかることもある

登用試験からの採用人数は年間数名程度であることがほとんどです。

そのため、登用を希望する任期付き職員が多い大学だと、登用に何年もかかってしまう可能性があります。

私の周りだと、毎年登用試験を受け続けて、7年目でやっと合格を掴んだ任期付き職員の方もいました。

任期付き職員の間は年収が低い

任期付き職員は時給制であることが多く、常勤職員よりも年収が低いです。

そのため、扶養家族を持つ30代にとっては、任期付き職員としての勤務は金銭的に厳しいかもしれません。

ただし、有名私立大学の任期付き職員であれば、年収400万円~500万円くらい貰える求人もあります。

3-3.任期付き職員からの登用はこんな人におすすめ

任期付き職員からの登用は、以下のような人におすすめです。

登用試験での採用がおすすめな人
  • すぐに常勤職員になれなくても問題ない
  • コミュニケーションスキルが高い
  • 現在、アピールできる職務経験や資格がない

すぐに常勤職員になれなくても問題ない

家庭の事情などですぐに常勤職員になれなくても問題ない場合は、任期付き職員からの登用がおすすめです。

例えば、子どもが小さく数年は任期付き職員として働きたいが、ゆくゆくは常勤職員になりたいという人にはピッタリです。

コミュニケーションスキルが高い

登用試験に合格するためには、あなたの能力だけでなく、「周りに気遣いができる」「困っている人を率先して手伝う」といった人格の良さを所属の上司にアピールする必要があります。

コミュニケーション能力が高く、普段から上司や職場の人と仲良く出来る人にはおすすめです。

現在、アピールできる職務経験や資格がない

任期付き職員からの登用試験では、学歴や職務経験、資格などが必要とされることは少ないです。

これらが理由で転職エージェント経由で大学職員になるのが難しい人でも、任期付き職員からの登用試験であれば大学職員になれる可能性があります。

4. 30代には国立大学職員と私立大学職員、どちらが受かりやすくておすすめ?

ここまで30代から大学職員になる方法を解説してきましたが、そもそもどの大学を受験するべきなのか迷っている方もいると思います。

また、国立大学職員と私立大学職員は同じ「大学職員」という職種ですが、年収や働き方には大きな違いがあることはあまり知られていません。

そのためこの章では、

  • 国立大学職員と私立大学職員の違い
  • 国立大学職員がおすすめな人【安定性や社会的信用を重視する】
  • 私立大学職員がおすすめな人【高い年収や仕事のやりがいを重視する】

について詳しく解説していきます。

4-1. 国立大学職員と私立大学職員の違いを理解し、行きたい大学を受けよう

「30代の転職者には国立大学職員と私立大学職員、どちらが受かりやすくておすすめですか?」ということをよく聞かれます。

津田

私の回答としては「有名私立大学に合格するのは難しいけど、それ以外の大学は国立・私立で差はないので、行きたい大学を受けましょう」です。

有名私立大学の試験はただでさえ採用倍率が数十倍〜数百倍と高いので、30代から合格を目指すのはかなりの努力が必要です。

中堅以下の私立大学や国立大学も決して楽ではありませんが、本人の努力とやる気次第でどちらも十分合格を狙えます。

したがって、年収や働き方をきちんと調べた上で、行きたい大学を志望するのが一番です。

以下で国立大学職員と私立大学職員の特徴について紹介するので、大学選びの参考にしてみてください。

4-2. 国立大学職員がおすすめな人【安定性や社会的信用を重視する】

国立大学職員は年収はそれほど高くありませんが、国が設置者であるため倒産の心配はありません。そのため、安定性や社会的信用の高さを重視する人におすすめです。

国立大学職員には、以下のような特徴があります。

  • 安定した身分、高い社会的信用
  • 年間休日は125日前後
  • 大学の規模が大きく、仕事の幅も広い
  • 幅広いキャリアの選択が可能

順番に解説しますね。

安定した身分、高い社会的信用

国立大学の職員の身分は「みなし公務員」となっています。

みなし公務員とは、公務員としての身分は有しませんが、公共性や公益性の高い職業に従事している民間企業等の職員のことです。

国立大学職員の給与体系は公務員に準じており、国立大学職員の場合は健康保険や年金として文部科学省共済を利用できます。そのため、社会的信用も公務員と遜色ありません。

「マニュアルどおり」「前例踏襲」で仕事を進め、昇進は「年功序列」が基本となります。つまり、決められた仕事を粛々とこなしていれば、年齢とともに昇進できるということです。

給料はそこそこで良いので、とにかく安定して大学で働きたい!という人にはうってつけです。

年間休日は125日前後

一般的に国公立大学の年間休日は、夏季休暇(3日程度)や年末年始休暇(6日程度)を含めて125日程度になります。これは公務員と同じ勤務体系となっています。

また、入試時期を除いて基本的に休日出勤はありません。

有給休暇(年間20日)や慶弔休暇、介護休暇など休暇制度も充実しているため、「休みが少ない」と感じることはないでしょう。

大学の規模が大きく、仕事の幅も広い

国立大学は総合大学が多く、単科大学や教育大学を除けば基本的にどの大学も数千人〜数万人の学生が在籍しています。

学務、経理、研究支援、人事などなど、経験できる業務の幅も広いです。きっとあなたに合った仕事が見つかるでしょう。

幅広いキャリアの選択が可能

国立大学職員として採用された後、研修生として文部科学省に出向することができます。

30代前半での転職なら、文部科学省に出向することも年齢的にぎりぎり可能です。

能力が認められればそのまま文部科学省で勤務し、40代以降は管理職として全国の国立大学を転々とする働き方も選択することができます。

なお、その場合は40代で年収1000万円を稼ぐことも可能です。

国立大学職員の出世についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!

4-3. 私立大学職員がおすすめな人【高い年収や仕事のやりがいを重視する】

私立大学職員は、大学の規模や財務状況にもよりますが、国立大学職員よりも年収が高い場合が多いです。

ただし、授業料や入学料といった学生納付金が主な収入源であるため、不祥事などで学生数を確保できなければ業績がたちまち悪化してしまうリスクがあります。

私立大学職員には、以下のような特徴があります。

  • 国公立大学職員と比較し、年収が高い(例外あり)
  • 年間休日が130日以上の大学も
  • 学生納付金が主な収入源なので、学生の確保が最重要課題
  • 全国転勤がある大学も

順番に解説していきます。

国公立大学職員と比較し、年収が高い(例外あり)

基本的に、ある程度有名な大学や規模の大きな(学生数1万人程度)私立大学は、国公立大学よりも年収が高いと考えてもらって大丈夫です。

例えば、桜美林大学・龍谷大学・武庫川女子大学は、職員募集要項でモデル年収を以下のとおり公表していました。

桜美林大学

年収635万円/30歳

年収860万円/40歳

年収1080万円/50歳

龍谷大学

(22歳)360万円、(24歳)460万円、(30歳)700万円

武庫川女子大学

年収460万円/27歳/一般職員(扶養なし)

年収640万円/33歳/主任(扶養1名)

年収720万円/39歳/課長補佐(扶養2名)

年収920万円/45歳/課長(扶養2名)

いずれも偏差値的には50前後の中堅私立大学ですが、学生数が数千人~1万人規模とそれなりに多く経営は安定しているため、職員にも高い給与が支払われているようです。

おそらく、いずれの大学も50代になるころには年収1,000万円に届くことでしょう。国公立大学職員の場合、よほど出世をしなければ年収1,000万円を稼ぐことは難しいです。

しかし、偏差値の低い地方私立大学などは、国公立大学と同等だったり、それ以下の給与であることもよくあります。

そのような大学はモデル年収や平均年収などを募集要項に掲載していることが少ないので、転職サイトや転職エージェントなどを使わなければ見分けることは困難です。 

高年収が目当てで私立大学職員への転職を考えている場合は、志望大学の年収についてよくリサーチしておきましょう。

年間休日が130日以上の大学も

私立大学の年間休日は大学によってまちまちですが、多いところであれば130日を超える場合もあります。

例えば、立命館大学の職員募集要項によると、年間休日は134日となっています。国公立大学より10日近く休みが多いのは、夏季休暇や年末年始休暇が長いからでしょう。

ただし、土曜日出勤となっている私立大学は、実は珍しくありません。法政大学や関西学院大学などの有名私立大学でも、土曜は隔週出勤やシフト制勤務が取られています。(その分、夏季休暇や年末年始休暇が長いです)

一方で、年間休日が100日を切るような大学も一部では存在します。休日の多さに魅力を感じて私立大学職員になりたいと考えている人は、年収と同様に、志望大学の年間休日日数をよく確認しておきましょう。

学生納付金が主な収入源なので、学生の確保が最重要課題

私立大学では収入の約7〜8割を学生納付金、つまり学生からの授業料や入学料が占めています。

収入の大半を学生納付金が占めるということは、私立大学にとって学生数の減少は経営危機に直結します。

2020年の18歳人口は116.7万人ですが、2032年には102.4万人に減少すると言われています。 

さらに、2020年の出生数は1899年の調査開始以来もっとも少ない84万832人となっており、今後さらに18歳人口の減少が進むことは確実でしょう。

そのうえ、近年は中堅以上の私立大学で入学定員を増加させる動きがあります。

人口減少が著しい地方の私立大学や偏差値の低い私立大学を志望する場合は、10年後、20年後にその大学が存在しているかどうか、よく考えて志望した方が良いでしょう。

全国転勤がある大学も

複数の大学や附属学校を幅広い地域で経営している場合は、転居を伴う異動となる場合があります。

例えば立命館大学では、京都の立命館大学と大分県の山奥にある立命館アジア太平洋大学のどちらにも配属になる可能性があります。

基本的に地域限定で職員採用を行うことは稀ですので、転勤に抵抗がある場合は、幅広い地域で学校経営を行っている大学は避けましょう。

5.30代から大学職員に転職するためにおすすめの転職エージェント

2. 【30代から大学職員へ転職する方法】①転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する」で解説したように、転職エージェントを利用することで、より効率的に転職活動を進めることができます。

とはいえ、「具体的にどのエージェントを選べばよいのか」、「どのエージェントに大学職員の求人が多いのか」ということも気になりますよね。

そこで、30代から大学職員を目指すならば最低限登録しておくべき転職エージェントを2社紹介します。

  1. リクルートエージェント
  2. doda

また、最近は公務員の中途採用求人も増えてきています。いずれの転職エージェントも登録は無料ですので、少しでも気になる求人があれば気軽に登録してみましょう。

おすすめ①リクルートエージェント

リクルートエージェント
業界No.1の求人数!

求人数250,000件以上
メリット・大企業や有名企業の求人が多い
・有名私立大学の非公開求人が多い
デメリット・国立大学職員の求人は少なめ
おすすめな人・どの転職サイトに登録しようか迷っている人
・年収の高い私立大学に転職したい人
過去に出ていた大学職員求人
(公開求人のみ)
立命館大学、学習院大学、松本大学、桃山学院大学、中京大学など

リクルートエージェントは株式会社リクルートキャリアが運営する、業界No.1の求人数250,000件以上を誇る転職エージェントです。

リクルートエージェントが保有する求人の多くは非公開求人であり、エージェントとの面談を通して、あなたにぴったりの求人を紹介してもらうことができます。

大企業・有名企業の求人や有名私立大学の非公開求人を数多く取り扱っているため、初めての転職でどの転職サイトに登録すればよいのかわからない人や、年収の高い私立大学に転職したいと考えている人には特におすすめです。

公式サイトから登録する

おすすめ②doda

doda
doda
転職サイトと転職エージェントが一体化

求人数100,000件以上
メリット・国公立・大手~小規模私立大学まで求人が幅広い
・都市部だけでなく地方の求人にも強い
デメリット・エージェントサービスを使えない求人もある
おすすめな人・国立大学・公立大学・私立大学など幅広い求人を見たい人
・大学職員以外の転職も検討している人
過去に出ていた大学職員求人
(公開求人のみ)
金沢大学、大阪公立大学、順天堂大学、立命館大学、追手門学院大学、桃山学院大学、帝京大学、千葉商科大学、など

doda(デューダ)はパーソルキャリア株式会社が提供する、転職エージェント機能を兼ね備えた転職サイトです。

公開求人だけでも国公立大学や大手~小規模の私立大学まで、幅広い大学の求人が掲載されています。

「大学職員にはなりたいけれど、どんな大学を受けるかハッキリ決まっていない…」という人は、とりあえずdodaに登録して求人を眺めてみるだけでも、いろいろな発見があると思います。

民間企業の求人についても、都心の大企業から地方の中小企業まで幅広いです。UターンやIターンを考えている人にもdodaはおすすめです。

公式サイトから登録する

6.まとめ

大学職員を目指すのであれば、20代のうちに転職活動を始める方が有利ですが、きちんと戦略を立てれば30代でも大学職員に転職することは可能です。

30代で大学職員に転職するためには次の2つの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、向いている人も異なります。

①転職エージェント経由で既卒者向け求人に応募する

  • 合格可能性の高い大学をエージェントが選んでくれる
  • 職務経験を生かすことができる
  • 非公開求人に応募することで合格率が高まる
  • 即戦力が求められるため、フリーターや職歴なしの人は厳しい
  • 未経験の場合は、大学という特殊な環境に慣れることが必要
  • 有名私立大学の場合はかなりの高倍率を覚悟しなければいけない
エージェント経由の応募がおすすめな人
  • すぐに常勤職員(専任事務職員)として働きたい
  • アピールできる職務経験や資格がある
  • どの大学を受けるべきか迷っている

②任期付き職員からの登用を目指す

  • 常勤職員になる前に、働き方や職場環境を見定めることができる
  • 任期付き職員の間は仕事の責任が軽く、時間の融通もきく
  • 学歴や職務経験は問われないことが多い
  • 普段から仕事をテキパキとこなしつつ、周囲への気遣いもする必要がある
  • 登用には何年もかかることもある
  • 任期付き職員の間は年収が低い
登用試験での採用がおすすめな人
  • すぐに常勤職員になれなくても問題ない
  • コミュニケーションスキルが高い
  • 現在、アピールできる職務経験や資格がない

30代で有名私立大学に合格するのは難しいですが、それ以外の大学は国立・私立で差はないので、倍率や受かりやすさはあまり気にせず、行きたい大学を受けましょう。

安定性や社会的信用を重視するなら国立大学職員、高い年収や仕事のやりがいを重視するなら私立大学職員がおすすめです。

この記事を読んでくれた方が、希望の大学に転職できるよう、心から応援しています。

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